ほんものを味わう心と力を育てる
ピアノ・リトミック教室 

オリナス



はじめまして


オリナスの永田衣里です。

東京都調布市でピアノとリトミックの教室を開いています。


皆さんはピアノがどんな習い事かは、すぐにイメージできると思います。

では、リトミックはどうでしょうか?


リトミックってどんな習い事?


リトミックは約100年前にダルクローズという作曲の先生が作った音楽のレッスンです。

もともとは音楽を専門に学ぶ学生のために作られた音楽メソッドだったんですよ。


今、日本で「リトミック」というと、おゆうぎやダンスのようなものと誤解されることがあるのですが、少し違います。


リトミックの有名なエクササイズのひとつに「音楽に合わせて動物に変身する」というものがあります。

「動物に変身!」といっても、うさぎやぞうになりきることが目的ではありません。

みんなそろって同じ動きをすることも目的ではありません。


  • 軽やかで弾むような音が聞こえてきたとき
  • ゆったり、どっしりした音が聞こえてきたとき


どんなふうに筋肉を動かせばいいか、動きの違いを自分の体で確かめながら、音楽から伝わってくるニュアンスやイメージを的確に捉える練習をしています。


子どもたちがイメージしやすいように、「うさぎ」や「ぞう」を出しているだけで、動物そのものになりきることに意味はほとんどないんです。

それよりも、目に見えない音を、体の動きで見えるようにすることのほうが大事です。


遊びの延長にある音楽の学び


音楽のレッスンだからといって、習い始めの 0,1,2歳のころから無理矢理音符やドレミを教え込むことはありません。

「レッスンでやったことをちゃんと覚えさせなきゃ!」と、ママががんばる必要もありません。


無理なく、自然に、日常に溶け込むように。

お子さまの傍らに いつも音楽があるのがリトミックです。


心と体、そして頭が一番発達する 0歳から6歳までの柔軟な時期に、ゲームや遊びの感覚でエクササイズに取り組めるところが魅力のひとつ。

リトミックの様々な活動を通して、音楽を感じ取る力がつき、それがだんだんと音感やリズム感、音楽的なセンスにも繋がります。


イメージしたことを思った通りに表現できるように、練習してきた経験があるから、ピアノを弾く段階になったときにも、ただ楽譜通りに弾けるだけではなくて、音色に気を配ったり、音楽が何を語っているのかを考えたりできるようになっていきます。


教室に来てくれる生徒さんたちには


幼児のうちから難しい曲が弾けるとか、たくさんの知識を持っていることよりも、音楽を味わう心と力を身につけてほしい


受賞歴のような見た目の華やかさに振り回されずに、音楽から感じ取ったことを自由に、のびのびとピアノで表現できるようになってほしい

そんなふうに思って日々のレッスンをしています。


子どもとのあれこれに
ちょっぴり自信がないママへ


ピアノもリトミックも、きっと他の習い事も、勉強すればするほど知らなかったことや、うまくいかないことが増えていきます。


それは子どもたちだけじゃなくて、私も同じ。

きっとあなたもどこかで感じたことがあるんじゃないかな。


いつも自信満々とはいかないからこそ、できるだけ本物に触れさせながら、音楽の力で子どもの成長を見守っていきませんか?


オリナスで待っています。


わたしの音楽ヒストリー


わたしは小さな頃からずっと音楽が好きで、大きくなったらピアノの先生になるんだろうなぁと思いながら子ども時代を過ごしてきました。


そんなわたしがピアノを教えることになったのは、大学1年生の夏。

卒業した高校の声楽の先生からご紹介いただいた女の子が初めての生徒さんでした。

先生から「あなたなら小さい子にも楽しく教えてくれそうだからお願いするわ」と思いがけない言葉をもらったわたし。

有頂天になりながら、喜んで始めたピアノレッスンでしたが...これが全っ然うまくいかなかったんです。


結局4年ほどの間に、どこまで教えられたのか、なにができるようになったのか、正直記憶に残っていません。

別のお子さまたちにもピアノ指導の機会はあったものの、自分が子どもを育ててみるまでは先生はできないという思いが拭えない。


子どもの頃からの夢だった音楽教室の先生は一旦封印することにしました。



その後、わたしは世界的なヴァイオリニストの五嶋みどりさんのお仕事をお手伝いをすることになりました。

任されたのは、国内外の学校やこども病院などに出向いてコンサートを行うプログラムの企画や運営です。


子どもの音楽教育について、それまで自分が教えるという考えしかなかったわたし。

国内外で演奏活動をするプロのアーティストの方々が、子どもたちの目の前で、楽器や曲について語りながら演奏する様子は、私の世界を何倍にも広げてくれました。

本物が持つ力をひしひしと感じたものです。


出産を機に退職すると、一気に我が子中心の生活になりました。

仕事をしていたことなんて、ぜーんぶ忘れて、娘のことで目まぐるしく過ぎる日々。

そんなとき、子どもの習い事としてベビーリトミックに出会います。

長女が1歳になる少し前でした。


リトミックは音大時代の授業で知ってはいたんです。

だけど、私が受けていたのは、音楽を専門的に学ぶ音大生に向けたリトミック。

子どものためのリトミックがどんなものなのか気になって、子育ての傍ら、勉強し直すことに決めました。


仕事を辞めてから、我が子優先の生活になっていて、近所の知り合いもほとんどいない。社会から取り残されたような焦りを感じていた時期でもあったから、これがわたしのやりたかったことだ!と一気に道が拓けた気がしました。

初めてのピアノの生徒さんを教えていた18歳の時に知りたかった。何度もそう思いました。

そして自分が音楽の先生になりたかったことを思い出したんです。

我が子の習い事としてリトミックに通いながら、同時に自分もリトミックや子どもの発達心理を学び直して、講師としての仕事を少しずつ復活させていきました。


こうしてオリナスを作ってから、10年が経ちました。

現在は3人の子どもたちとのにぎやかな毎日を過ごしながら、ピアノとリトミックを教える幸せな日々を送っています。


経歴

国立音楽大学 音楽教育専修 卒業

ピアノとリトミックの教室オリナス 主宰

ピアノ脱力法メソッド公認トレーナー

日本ジャック=ダルクローズ協会 所属

リトミック研究センターディプロマA 取得

リトミック研究センター認定教室